韓国時代劇によく出てくる「捕盗庁(ポドチョン)」とは?

腰に付けた赤い縄

役職を見てみよう。
右と左のそれぞれについて、大将(品階は従二品)が1人、従事官(品階は従五品)が3人、部長が4人、無料部長が26人、加設部長が12人という構成になっていた。
捕盗庁の中で、実際に現場で任務に当たっていたのは捕盗軍士(ポドグンサ)と呼ばれる人たちで、彼らは常に都を巡回していた。




捕盗軍士は腰に赤くて太い縄を付けていて、罪人を捕まえたときにはその縄でしばりあげた。
このように、腰に付けた赤い縄が捕盗庁の職員であることを象徴する品だった。
実際、捕盗庁は都の治安を維持するうえで欠かせない官庁であったのだが、時代とともに役割が変化していき、最終的には1894年に左右の捕盗庁が廃止されてしまった。その後は、新しく警務庁という官庁が設立された。
これによって、捕盗庁は歴史的な役割を終えたのである。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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