鄭蘭貞(チョンナンジョン)の人生は悪に染まっていた

 

「朝鮮王朝三大悪女」の1人として知られる鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)。彼女の人生は波乱に満ちたものだった。鄭蘭貞は、いったい何をして悪女と呼ばれるようになったのだろうか。

妓生となった理由

鄭蘭貞は、役人の父親と最下層の身分である奴婢の母親の間に生まれた。母親が奴婢の場合、子供の身分も同じになるため、鄭蘭貞は辛い幼少期を過ごした。
彼女は、そんな辛い生活を少しでも改善させるために妓生(キーセン)となる道を選んだ。
鄭蘭貞の優れた容姿はたちまち評判となった。
権力のある男性との結婚を望んでいた彼女は、文定(ムンジョン)王后の弟の尹元衡(ユン・ウォニョン)と出会う。文定王后は、11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正室だった女性である。




美しい女性である鄭蘭貞に一目惚れした尹元衡は、彼女を妾として迎え入れる。
しかし、もっと上の立場を目指していた鄭蘭貞。彼女の次の狙いは、文定王后に取り入ることだった。
当時、文定王后は王位継承問題という最大の悩みを抱えていた。このとき、世子(セジャ/王の後継者)になっていたのは、中宗の二番目の王妃・章敬(チャンギョン)王后の息子だった。
自分の息子を王にしたい文定王后にとって、世子の存在は邪魔だった。そこに目を付けた鄭蘭貞は、彼女の代わりに汚れ役になろうと決めた。
強い覚悟を持った鄭蘭貞。自分の野望を叶えようとしていた文定王后から大変重宝されていた。(ページ2に続く)

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