端敬(タンギョン)王后を廃妃にした中宗(チュンジョン)/朝鮮王朝歴史全集6

 

燕山君(ヨンサングン)を廃位にするためのクーデターで中心的な役割を担ったのが朴元宗(パク・ウォンジョン)という高官でした。彼には、燕山君に仕返しをしなければならない怨みがありました。

写真=植村誠




怨みを買いすぎた王

朴元宗の姉は、9代王・成宗(ソンジョン/燕山君の父)の兄にあたる月山大君(ウォルサンデグン)に嫁いでいましたが、この姉を燕山君が犯してしまい、彼女は自決してしまいました。
月山大君といえば燕山君にとって伯父にあたるわけで、その妻を犯すというのはあまりに非道です。それほど燕山君は常軌を逸していました。
朴元宗が中心となってクーデターを起こします。燕山君は多くの人の怨みを買っていますから、彼を守ろうという人はほとんどいません。クーデター軍が王宮にやってくると、護衛兵はみんな逃げてしまいました。
中には、あまりにあわてて逃げて便所に落ちた人までいた、と「朝鮮王朝実録」に書いてあります。
ただし、いくらひどい王でも追放するとなると大義名分が必要になります。そこでクーデター軍がかつぎあげたのが、燕山君の異母弟の晋城大君(チンソンデグン)です。彼も燕山君から相当にいじめられていました。




晋城大君の協力をとりつけようとしてクーデター軍が彼の屋敷に行ったところ、本人は「兄がついに殺しにきた」と早とちりして自決しようとしました。妻が必死に止めた結果、何とか事なきを得ました。
(ページ2に続く)

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