印象深かった場面は?
パク・シフはドラマに出演するたびに新しいニックネームが増える俳優としても有名だ。『逆転の女王』で“コプンナム(誘惑したい男)”と呼ばれるようになり、『王女の男』では“タルジョナム(甘い朝鮮王朝の男)”と呼ばれた。本当に、劇中で見せた優雅な物腰は魅力的だった。
ヒロイン役のムン・チェウォンも高い評価を得た。彼女は、父の非道に苦悩しながらも
スンユへの愛を貫くセリョンを全力で演じきった。スンユを思う一途な思いは、多くの視聴者の胸を打った。
ムン・チェウォンもこう語っている。
「ストーリーがとてもしっかりしていたし、イ・スンジェさん(金宗瑞の役)、キム・ヨンチョルさん(首陽の役)といった大先輩方が出演なさったのでいい感触を持っていましたが、これほどヒットするとは予想していませんでした」
また、ムン・チェウォンは『王女の男』で印象深かったシーンについては、「セリョンがスンユの代わりに飛んでくる矢を浴びて倒れ込む場面」を挙げた。
「これまでのドラマで、復讐心から愛する人を憎み、その人の首を締めるという状況をあまり見たことがありませんでした。また、そのような人を抱きしめることができる、それ程までに誰かを愛することができる女性を見たこともありませんでした。セリョンが矢を浴びるシーンはさまざまな感情が集約され、私自身も演技に集中できました。スンユに対する気持ちが深まった瞬間でした」
このシーンは『王女の男』の中でも屈指の名シーンだった。ムン・チェウォンもすばらしい演技でドラマを大いに盛り上げた。