キム・スンユとセリョンの悲恋!『王女の男』の物語を読む

 

パク・シフとムン・チェウォンが主演した『王女の男』は、叔父が甥から王位を奪うとい歴史的な大事件を題材にしている。物語の骨格はどのようになっているのか。ストーリーをダイジェストで見てみよう。

スンユに本気で惹かれたセリョン

5代王・文宗(ムンジョン)が統治していた1452年。王位に野心を燃やす首陽(スヤン)は、政敵である金宗瑞(キム・ジョンソ)を懐柔しようと、娘のセリョンと金宗瑞の息子スンユを結婚させようと企んだ。
話を聞いたセリョンはスンユがどういう人物なのかが気になった。その時、スンユが成均館(ソンギュンガン/朝鮮王朝の最高学府)の博士として、文宗の娘の敬恵(キョンヘ)王女の教育係に任命されたことを耳にする。




敬恵王女は朝鮮王朝の歴史上もっとも美しいと言われる王女であり、彼女の教育係たちはその魅力にまいってしまい、何人も交代させられていた。そのため、まだ若いスンユに白羽の矢が立ったのだ。
どうしてもスンユのことを知りたかったセリョンは、敬恵王女に自分と入れ替わることを提案する。敬恵王女はセリョンのことを実の妹のように可愛がっていたために、その申し出に応えてあげた。
最初はただの好奇心だけであったセリョンだが、スンユの優しさに本気で惹かれてしまう…………。
一方、病をわずらっていた文宗は自分の死期に気付き、首陽から王位を守るために、スンユと敬恵王女を結婚させようとした。その敬恵王女は弟の端宗(タンジョン)を守りたいという強い気持ちから、あれだけ可愛がっていたセリョンに「二度と王宮に影も落とすな」とまで言うのだった。(ページ2に続く)
このことに一番憤りを感じていたのは首陽だった。

監督が自ら語った『王女の男』の真髄!

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