韓国のドラマはなぜ時代劇がとても多いのか

 

安心して見られるサクセス・ストーリー

韓国の時代劇の特徴を簡単に言うと、「成功物語」と「面白く作る」である。
まずは、「成功物語」について。
時代劇の主人公は歴史上の大人物が多いが、どの作品でも主人公が苦難の中で少しずつ成長していく姿が描かれている。『朱蒙(チュモン)』『宮廷女官チャングムの誓い』『ファン・ジニ』『太王四神記』『イ・サン』『トンイ』など、ほとんどの時代劇は特定の人物のサクセス・ストーリーなのである。
しかも、主人公の成長を視聴者も一緒に見守ることができる。だからこそ、誰もが韓国の時代劇を安心して見ていられるのである。
次に、「面白く作る」について。




時代劇は歴史を扱っているので、どうしても史実に拘束される部分が多い。けれど、韓国の場合、時代劇の制作者たちはわりと自由奔放にドラマを作っている。
もちろん、曲げてはならない史実というものがあり、その点で勝手な歴史を作るわけにはいかないが、大方の流れが事実と合っていれば、細部はとことん創作して話を面白くするのが韓国ドラマの特徴。その典型は『宮廷女官チャングムの誓い』。なにしろ、歴史書『朝鮮王朝実録』に書かれている長今(チャングム)の記述は10カ所だけなのに、そこから54話にわたる壮大な宮廷物語を紡いだのである。その創作力たるや本当に凄い。
それもすべて制作陣が徹底して面白さにこだわっているから。いわば、韓国で時代劇が
人気なのは、作る人たちの情熱がすばらしいからなのだ。(ページ4に続く)

徹底解説!なぜ韓国時代劇はこんなに面白いのか(前編)

韓国時代劇の流行はどう変わってきたか

韓国時代劇の傑作紹介1『朱蒙(チュモン)』



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