ホジュン・シンドローム
こうしてホ・ジュンをテーマにした時代劇は1999年11月22日から放送が開始された。番組は大好評で、放送時間になると街から人が消える「ホジュン・シンドローム」と呼ばれる社会現象が発生。韓医学の人気が高まり、大学の韓医学科の競争率が急上昇するなど、数々のエピソードが語り草になっている。
韓国における時代劇作品は、1996年から放送された『龍の涙』、1998年からスタートした『王と妃』が高い視聴率を背景に大ヒットを記録。中高年を中心に多くのファンを獲得していたが、『ホジュン』はさらに視聴者層を大きく広げ、大河ドラマ史上初めて60%の視聴率を記録。2000年6月27日の最終話放送時には63・7%の最高視聴率を叩き出し、現在も破られない時代劇最高視聴率1位の記録となっている。
ちなみに、『ホジュン』の最高視聴率63・7%は、全ドラマのランキングでも4位に入る数字だ。全ドラマでは、1位『初恋』(1997年KBS)65・8%、2位『愛はなんのために』(1992年MBC)64・9%、3位『砂時計』(1995年SBS)64・5%となっている。(ページ4に続く)