主演はチョン・グァンリョル
ドラマのストーリーは、武官の家に生まれながら、母親が賎民であったために官職への道を閉ざされ、密貿易に手を染めるなど放蕩生活を送るホ・ジュンが、ある事件をきっかけに医学に目覚め、苦学の末に科挙に合格。内医院(ネイウォン)の医官として王の信任を得て、編纂を命じられた医学書「東医宝鑑」を完成させるまでの波乱万丈の半生を描いている。
単なるサクセスストーリーにとどまらず、様々な人との出会い、恋愛、たゆみない努力、弱者に対する限りない優しさとヒューマニズムなど、様々な要素で彩られた豊饒(ほうじょう)な物語性が大きな特長になっている。
ホ・ジュンを演じるのはチョン・グァンリョル。「このドラマに骨をうずめる」という強い覚悟で撮影に臨み、ドラマの台本を枕にわずかな睡眠時間で熱演した。鋭い眼差しに意志の強さをみなぎらせるチョン・グァンリョルは、ドラマで描かれるホ・ジュンのキャラクターにピッタリはまり、ドラマを見たおばあさんが、チョン・グァンリョルを本物のホ・ジュンと思い込み、治療を願って訪れたこともあったという。
また、ホ・ジュンの人生の師匠ともいえるユ・ウィテをイ・スンジェ、ホ・ジュンを愛と献身で支える医女イェジンをファン・スジョン、ホ・ジュンを一途に追いかける糟糠の妻イ・ダヒをホン・チュンミンなど、多才な俳優がホ・ジュンの歩みに華を添えた。(ページ3に続く)