光海君(クァンヘグン)の妻と息子夫婦は悲惨な最期を遂げた!

光海君について紹介している『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社発行)

息子夫婦と妻

光海君の息子である世子(セジャ/国王の正式な後継者)は20代になっていたが、江華島に隔離された後、その境遇に我慢ならず逃亡を図った。さらには、再び王位を目指して反逆を企てていたことも発覚した。
この罪を問われて世子は死罪となった。その直後には、世子嬪(セジャビン/世子の妻)も自害している。




世子夫婦の死を聞いた廃妃(ペビ)・柳(ユ)氏は、悲しみのどん底に突き落とされてしまった。
彼女は、自らも王妃から転落したうえに最愛の息子を失い、もうこれ以上生きる気力を失った。
その末に、廃妃・柳氏は首を吊って命を絶った。
妻と息子夫婦を失った光海君。彼は、それでも生き延びようとした。
(ページ3に続く)

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