- 2017-8-29
- 韓国時代劇紹介
やっぱりハン・ソッキュの作品選びは大正解
ここ数年の韓国時代劇は、あきらかにスタイルが変わってきた。現代的なセンスがたっぷり織り込まれたスピーディーな展開が多くなってきたのだ。その中でも、スリル満点の面白さを持った作品が『根の深い木』である。
当初は、ハン・ソッキュが出ていることに驚いた。彼が映画スターとして全盛のときは、「テレビドラマには出ない」と豪語していたものだが、時代が変わって、彼もテレビに活路を見いださなければならなくなった。それでも、自分の格を考えれば、安易な作品に出るわけにはいかない。いわば、ハン・ソッキュが熟慮を重ねて選んだドラマが『根の深い木』なのだ。よほどシナリオが面白いと思ったからに違いない。やはり彼のセンスに間違いはなかった。しかも、ハン・ソッキュが扮する世宗(セジョン)の青年期を演じたソン・ジュンギの若々しさが目にまぶしい。抜群のキャスティングである。とにかく、充実した俳優陣といい、ミステリアスな展開といい、このドラマの中身は相当に根が深い!(ページ6に続く)
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