燕山君(ヨンサングン)と仁粋(インス)大妃!祖母と孫の不幸な関係

 

朝鮮王朝の9代王・成宗(ソンジョン)の実母は仁粋(インス)大妃だ。彼女は成宗の正室であった尹(ユン)氏のことを「育ちと性格が悪い」という理由で極端に嫌っていた。実際、尹氏は側室から正室に昇格した女性であるにもかかわらず、自分が王妃になると、成宗の側室を呪い殺そうとしている(燕山君については、韓国時代劇の史実とフィクションの違いを解説した康熙奉〔カン・ヒボン〕著・実業之日本社発行の『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』で紹介しています)。

死罪となった元王妃

成宗の正室であった尹氏には奇行が多かった。彼女は自分でも感情を抑えることができず、成宗の顔を引っかいて傷を負わせるという失態も犯している。
激怒した仁粋大妃は尹氏を廃妃にしようと動き、まんまと成功させた。王宮を追われた尹氏は実家に戻り、反省の日々を過ごした。
やがて成宗は、廃妃にしたのは気の毒だと思い、改心しているようならば王宮に戻してあげようと考えた。




そこで、使者を尹氏の実家に送った。確かに、使者は謙虚に反省の日々を過ごす尹氏の生活ぶりを見てきたが、成宗のもとに向かう途上で仁粋大妃に呼びつけられた。
「殿下には、あの女が反省もなく乱れた生活を送っていると伝えよ。さもなくば……」
おどかされた使者は、仁粋大妃の言ったとおりに成宗に報告した。成宗は激怒し、尹氏を死罪にした。彼女は1482年に毒を仰いで自害したのだ。
その出来事は、『宮廷女官 チャングムの誓い』の冒頭の部分で描かれていた。この人気時代劇は、重要な史実を巧みに物語の中に組み込んでいた。
(ページ2に続く)

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