必読!『テバク』の歴史解説

粛宗を取り巻く女性たち

 

朝鮮王朝の19代王だった粛宗(スクチョン)。ドラマ『テバク』では、名優のチェ・ミンスが演じている。
歴史上で見ると、粛宗には合計で4人の正室がいた。
最初の正室は仁敬(インギョン)王后だったが、天然痘のためにわずか19歳で亡くなっている。
二番目の正室は仁顕(イニョン)王后で、人格が優れていて多くの人から慕われたが、子供に恵まれなかったために、次第に粛宗の寵愛を失っていった。
代わって粛宗の寵愛を受けたのが張禧嬪(チャン・ヒビン)であった。彼女は朝鮮半島の歴史に残る悪女と称される女性だ。




一介の宮女にすぎなかった張禧嬪。巧みに粛宗に近づき、ついには粛宗との子を成して宮中での権勢をほしいままにした。
ちなみに、「嬪(ピン)」とは王の側室の中で最も高い地位にいる女性につけられる品階である。その上は、もう「妃」しかない。張禧嬪はその座を狙った。
そうなると、邪魔になるのが仁顕王后である。張禧嬪は策をめぐらして仁顕王后を正室の座から追い落とすことに成功して、念願の王妃になった。
このあたりの事情は、キム・ヘスが主演したドラマ『張禧嬪』でも詳しく知ることができる。
ただし、彼女の栄華は長く続かなかった。
政治派閥の権力闘争の過程で、35歳だった1694年に張禧嬪は王妃の座から側室に降格し、再び仁顕王后が正室の座に返り咲いた。(ページ2に続く)

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