イ・ヨン(孝明世子)に代表される「世子」とは何か?/「雲が描いた月明り」特選18

10歳過ぎに結婚

未来の王である世子の教育を科挙出身の参上官に任せることによって、さまざまな効果が見込めた。
まず、国家の理念をきちんと把握できるようになるし、世子と官僚たちの人間的な付き合いも深まる。
そして、世子や侍講院の官僚たちは王になる日に備えて、どのように国を治めるかを繰り返し討論する。その中で自然に世子と官僚たちの間には理念の共有と人間的な連帯が形成される。
また、世子は10歳過ぎに結婚するのが通例だった。
一般庶民の場合は10代後半に結婚するのが普通だったのだが、それよりも世子の婚礼は早かった。
これは世子に任命されること自体が大人になったという意味だからだ。




そして、在位中の王が亡くなると、いよいよ世子が新しい王として即位し、すべての権力をもつようになるのだった。
しかし、孝明世子はついに王になることができなかった。父王の純祖(スンジョ)より先に21歳で亡くなったからだ。かえすがえすも、残念な早世だった。

主人公イ・ヨンのモデルとなった人物は?/「雲が描いた月明り」特選1

イ・ヨン(孝明世子)の生き方は?/「雲が描いた月明り」特選2

イ・ヨン(孝明世子)とホン・ラオンの関係は?/「雲が描いた月明り」特選3

イ・ヨン(孝明世子)を助けた茶山(タサン)は丁若鏞(チョン・ヤギョン)!/「雲が描いた月明り」特選16

イ・ヨン(孝明世子)を現代に甦らせたドラマ!/「雲が描いた月明り」特選17

イ・ヨン(孝明世子)は148年ぶりの「王の正室が産んだ王子」!/「雲が描いた月明り」特選19




固定ページ:
1

2

関連記事

ページ上部へ戻る