仁祖(インジョ)の正体!王になってはいけない男

仁祖について紹介している『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社発行)

恐るべき後金

仁祖の一番の大失敗は、朝鮮半島の北部で強大な国家を築いていた後金を甘く見てしまったことだ。
仁祖は、もともと後金を「辺境の蛮族」として卑下していた。自分たちのほうがはるかに格が上だと勘違いして、後金が兄弟の関係を築こうと話をしてきても、無視してまったく取り合わなかった。
その結果、どうなったのか。




どんどん強大になっていく後金は朝鮮王朝に対して強い怨みを持つようになり、二度にわたって大軍で押し寄せてきた。それによって、朝鮮王朝は圧倒的な軍事力の前に屈辱的な降伏を強いられた。
1637年1月、仁祖は清(後金から国号を変更)の皇帝の前で、ひざまずいて地面に額をこすりつけた。
そんな謝罪を強いられたのだ。
これほどの屈辱を受けた王は、それまでまったくいなかった。そういう意味では、恥辱にまみれた国王と言っても過言ではない。
その後の朝鮮王朝はどうなったのか。(ページ3に続く)

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